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カンボジアの縫製工場が、解雇した労働者の復職を拒否

ストライキ解決委員会のTes Rukhaphal副委員長は、およそ1000人の労働者が当初の提案を受け入れ、新従業員として仕事に戻ることに合意したという。700人以上が工場での元の仕事に戻ることをまだ要求しているという。
 
「雇用者側・労働者側双方と、労働者らが元の仕事に復職できるよう交渉する予定です」とRukhaphal副委員長は話す。最終決断は調停委員会に持ち込まれるだろうとも副委員長は付け加えた。Srosは州知事と労働省の職員が同社と交渉し労働者らを助けようとしたものの、会社側は解雇した労働者の復職が関連する提案は全て拒否したという。「会社は私たちが仕事に戻ることを認めましたが、新職員としてであって、私たちの仕事は保証されていません。会社側の代表者らは、その理由は教えてくれませんでした」と彼女は話す。彼女はまた、もし労働者らが新職員として戻ることに合意すれば、彼らのスケジュールと労働時間は経営側がどのようにでも変えられるという。「彼らは、仕事があるときには電話すると言いました。つまり、私たちの仕事は全く不安定なのです」と彼女は続ける。
 
タケオ州のLay Vannak州知事は、「同社は厳しい姿勢を保持しており、そして同社は労働法に従う必要がある」と話す。
州知事によると、合意に至りそうであったが、抗議活動中の労働者の要求に応えたところで、異なる労働組合の代表者らがそれぞれ異なる要求をしてきたことに同社の代表者らが苛立ったのだという。
 
「企業代表者は、もし省庁が法律を適用しないのであれば、彼らの工場はすぐにでも破産すると言いました。合意が出来ない場合は、工場を閉鎖することを決めたとも話しています」と州知事は話す。
 
「労働者に仕事を失って欲しくないですが、工場の閉鎖も望みません」と州知事は言う。Rukhaphal副委員長は、調停委員会が全関係者から聞き取りを行うものの、両者が歩み寄ることを望むと話した。
 
photo by nicwn