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JBIC、インドネシアで日本企業の建設用鋼材の製造・販売事業に融資

 
この融資は、「三井住友銀行」(幹事行)及び「みずほ銀行」との協調融資であり、協調融資総額は1億1500万米ドルとなる。大阪製鐵が80%、インドネシアの国営製鉄会社である「PT. KRAKATAU STEEL (Persero) Tbk」(クラカタウ)が20%出資するKOSが実施する、建設用鋼材である中小形形鋼、鉄筋棒鋼及び平鋼の製造・販売事業(生産能力:50万トン/年)に必要な資金を融資する。
 
インドネシアではインフラ整備の進展に伴い、建設用鋼材市場の中長期的な成長が見込まれている。大阪製鐵はクラカタウとの合弁事業を通じて建設用鋼材の現地生産化を行うことで、インドネシア現地における販売基盤の拡充を目指している。事業は大阪製鐵にとって初めての海外製造拠点設立事業となり、融資は、このような大阪製鐵の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものだという。

 
ソース:http://lifenesia.com/nikkei/jbic_17122015/