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コンサルティング会社、今後も人民元安続くと予測

 
一つ目は中国の経済見通しは依然として厳しいということ。最新のCaixin製造業PMIは12月に48.2%と予想外に低下し、10か月連続低迷。他のマクロデータと共に成長の勢いが依然として弱いことを示し、これまで安定化の兆しが見られない。
 
二つ目は、おそらくより重要なのは、中国と米国間の金融政策の相違で人民元により圧力がかかる可能性があるということ。FEDは引き締めを始めたばかりで(FOMCの声明で示されたように2年間続く)中国人民銀行は経済の逆風に対抗するために2016年に利下げをする可能性がある。さらに新たに導入されたCFETSインデックス(中国外国為替取引システム)は中国の主な貿易相手国の通貨バスケットに対し人民元安の程度が米ドルに対する人民元安と比べまだ小さく、さらに人民元安の余地を残していることを示していると指摘した。

詳細はJLアドバイザーのHP(http://www.jladvisers.com) を参照。
 
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