2016年2月9日

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【外国人の視点】「これがなくて残念だなぁ」と思う母国のもの9つ

【外国人の視点】「これがなくて残念だなぁ」と思う母国のもの9つ

海外在住のみなさんは、「日本の○○がこっちにあったらなぁ」と思うことはありませんか?筆者は、24時間迅速に対応してくれる便利なサービスや、保湿効果の高い化粧水、コンビニ、お花見、花火大会、100円ショップ、本屋などがフランスになくて残念だなぁとしばしば思います。

それでは逆に、日本に住む外国人は母国のどんなものが日本にあればなぁ…と思っているのでしょうか。今回は、日本在住7年のドイツ人女性、ジャスミンさんが書いた「日本になくて残念だと思う母国のもの」を9つご紹介します。あなたはこれら9つのことをどう思いますか。

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【1】断熱性の高い住宅
伝統的な造りの日本の家屋は、夏の蒸し暑さの対策のために通気のよさが重視され、窓や障子・襖の面積が広く作られています。このため、湿度の低いヨーロッパに比べ、日本の住宅は断熱性が低く、外気の気温がそのまま室内まで伝わってしまうという特徴があります。
 
例えば日本では冬になると窓に結露がつくことがありますが、これもヨーロッパでは考えられないことです。ドイツやオーストリアでは窓の結露はもちろんのこと、壁体内の結露においても徹底的に抑制が図られます。「建築物理上、結露を引き起こすのは誤った設計であり、人の健康を害するから瑕疵である」という考え方が根底にあるそうです。
 
また、3重の窓で断熱性を高めている上に、セントラルヒーティングで建物全体を暖めるので、台所や洗面所だけ冷え込んだり、朝ストーブをつけて温まるまで待つといったことが必要なくなります。冬でも夏でもいつも部屋の中は適正温度が保たれています。
 
フランスに住んでいる筆者も中央暖房にはいつもお世話になっています。世界に遅れる「窓」後進国ニッポンだと言われていますが、確かに現在の一般的な日本家屋は断熱性が低く、温度を適正に保つための電気代もかかり(温まってもムラがある)、非常に遅れていると思います。一度、海外のセントラルヒーティングに慣れてしまうと、石油ストーブをつけて過ごす日本の冬は正直、かなり不快です。
 
【2】食品
これは海外に住む人はどこの出身であれ悩むことではないでしょうか。ドイツ出身の外国人は、日本の「乳製品の少なさ」を不便に感じてしまうのだとか。チーズはヨーロッパからインポートされたものがほとんどで、50グラム約600円。当たり前ですが、現地の値段に比べるとかなり高いです。
 
他にも、パンやビールなど、ドイツならではの食品が恋しくなるのだとか。また、日本に住む外国人はよく、「本場のピザが食べたい」というのだそうです。日本にも美味しいピザはたくさんありますが、サイズが小さく、値段も高いのだとか。
 
【3】サイズの合う靴
体の大きい外国人は日本で自分のサイズに合う洋服や靴を見つけるのは難しいのだそう。女性はトップスやスカートを見つけることはできますが、パンツは裾が短すぎてなかなかサイズがないのだとか。
 
特に靴のサイズは難しく、ジャスミンさんのサイズ27cmの靴はほとんどの店で売られていないのだそうです。ちなみに筆者は靴のサイズが23.5cmなのですが、フランスでは36(23cm)と37(24cm)しかないので、ピッタリとくるサイズがなかなか見つかりません。
 
サイズが合っても、ヨーロッパ製の靴は土踏まず部分の長さが日本のものより長めで、履き心地がいまいちです。洋服も袖が長すぎたり、パンツの腰部分がブカブカで、裾が長すぎるなど、サイズ感が合うものを選ぶのは難しいものです。
 
【4】トイレタリー
日本のトイレタリー製品は種類も多く、優秀で、特にスキンケア製品のレベルが高いとジャスミンさんもブログのなかで褒めています。
 
しかし、なかにはドイツ製のもののほうが品質が良いものもあり、例えば日本のティッシュペーパーはシングルレイヤーで薄すぎるそうです。他にも、いいデオドラント剤がないという指摘もあります。
 
また、女性の生理用タンポンも頑丈ではなく、一番大きいサイズでも多い日には間に合わないので、ジャスミンさんはドイツから持ってきているそうです。
 
ファンデーションも日本製のものは色味が白すぎるので、自分に合う色を見つけるのが難しいのだとか。
 
【5】温水洗いのできる洗濯機
欧米の洗濯機は温度設定のできるものがほとんどですが、日本の洗濯機にはこの機能がありません。白のコットンや、ベットシーツ、バスタオルなどは60℃の高温で洗うというのがヨーロッパでは主流ですが、日本の洗濯機にはこのような機能がなく、とても不便だそうです。
 
筆者はフランスでもあまり温水洗いをしないほうなので、温度設定のできない洗濯機でも不便だとは思いませんが、日本の場合は水が軟水なので高温で洗濯しなくても、きれいに汚れが落ちるような気がします。もちろん“気がする”だけなので、実際のところはわかりませんが、ヨーロッパの温水洗いと日本の冷水洗いの洗い上がりに違いはないように思います。(ヨーロッパ在住のみなさんはどうでしょう?)
 
【6】本音で話してくれる人
日本人は本当に心の中で思っていることを話してくれない人が多い、とジャスミンさんは言います。日本には「本音と建前」という表現があるように、公の場で私情を交えたり、何を考えているのかをはっきりさせるような行動は良く思われません。
 
ある物事についてどう思うかを説明したり、意見を交換することはあまりなされず、ほとんどの場合、相手にどのように思われるかを恐れて黙っているという人が多いようです。いつも自分の考えていることを言葉にする欧米人からすると、この辺の感覚が非常に難しく、本音で会話してくれる人がほしいと思うようになるのだそうです。
 
【7】場に溶け込む感覚
日本に住むドイツ人は、どこに行っても目立ってしまう存在です。“外人顔”の外国人は日本では溶け込むことができず、いつも目立ってしまい、周りの人にジロジロ見られたり、“部外者”として扱われるなど、なかなか苦労することも多いのだとか。
 
目立つことが嫌いな外国人は、場に溶け込めないことに悩んでしまう人もいます。人に注目されない感覚を懐かしく思うそうです。
 
【8】カフェのテラス席、ビアガーデン
日本の夏は湿気が多くて蒸し暑く、そのためヨーロッパのように外で食事をするレストランはあまりありません。ヨーロッパでは夏のあたたかい日の日数が短く、1年を通して太陽があたる日が少ないため、日が差すとここぞとばかりにテラス席で食事をする人が多いですが、蒸し暑い夏の日本ではあまりこういった光景は見られませんよね。
 
これは気候の違いからくる習慣の違いと言えますが、ジャスミンさんの指摘する通り、気持ちのいいヨーロッパの夏、テラス席で冷たいドリンクを飲みながら、家族や友達と美味しい食事で楽しい時間を過ごすというのは、開放感があって、とっても気持ちがいいです。
 
【9】22時まで明るい夏の夜
ヨーロッパの夏は、とにかく日照時間が長いです。緯度が高く、サマータイム(夏時間)を採用しているので、冬は夕方の5時くらいには暗くなりますが、夏は22時くらいまで明るいです。
 
ヨーロッパの人は「遅くまで明るい夏の夜」が好きな人が多く、一年中暗くなる時間帯が変わらない日本は少し物足りなく感じてしまうのだとか。夏は仕事が終わっても真昼間のように明るいので、時間がたくさんあるように錯覚し、得した気分になれるそうです。
 
しかし、夏時間による日照時間の差をよく思っていないヨーロピアンもいます。筆者も実はサマータイムは苦手です。
 
まとめ
どこの国に住んでも、一長一短。いいところもあれば、嫌なところもあります。外国人が書いたこのような記事を紹介すると、感情的になって「日本が嫌なら出てけ!」と言う人がいますが、この記事を書いたジャスミンさんも日本が嫌だと言っているわけではありません(本当に日本が嫌いな人は7年も日本に滞在しません)。
 
ただ単純に、ドイツ人から見ると、「日本での生活のこのような点が不便」と言及しているだけで、日本人とは違った視点を知ることを目的として読んでいただきたいと思います。その上で、もっと日本を良くできるなら改善していけばいい。日本がよりいっそう良くなるヒントやきっかけになればと思います。
 
参照:zoomingjapan
photo by Doc Bobo

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