2016年2月29日

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原油価格下落、中東で働くフィリピン人250万人に影響

原油価格下落、中東で働くフィリピン人250万人に影響

昨今の急激な原油価格の下落により各国が緊縮政策をとっていることが、フィリピン人海外労働者にも影響を与えつつある。外国人労働者問題を扱うNPOが12万人のフィリピン人が職を失う可能性があると示唆した。

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サウジアラビアの大手建設会社の一つでは、原油価格の下落によりフィリピン人労働者300人の給与が五ヶ月未払いであったという。価格は過去一年半にわたって70%以上下落しており、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、バーレーン、オマーンといった中東の企業を中心に大きな打撃を与えている。
 
そうした地域で働くフィリピン人は250万人に及び、彼らの地元への送金に影響を与えることが懸念されている。アナリストは、「彼らはまだ送金を続けられているが、原油価格の低迷の影響が出てくるのは時間の問題である」と警告している。豊富なフィリピン人の労働力が宙に浮きかねない状況で、各国の企業も動向を注視し始めている。
 
参考:http://www.straitstimes.com/asia/se-asia/gulf-jobs-25-million-filipinos
 
(写真:サウジアラビアのフィリピン人向け商店)
photo by Bakar_88 on flickr

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