2016年3月17日

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ヤフー! トラベル、1億8000万人が利用する「ペイパル」を導入

ヤフー! トラベル、1億8000万人が利用する「ペイパル」を導入

ヤフーがインターネットでの宿泊予約事業を強化することを3月17日付の日本経済新聞が報じた。外国人の利用が多い米PayPal(ペイパル)の決済サービスを導入し、訪日客などを取り込む。

子会社で高級ホテル予約の一休も「兼価版」サイトを新設し、より幅広い層にアピールする。

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ヤフーの予約サイト「ヤフー!トラベル」は他社サイトからの転載情報が中心で独自性が乏しい。違いが出せるサービスやプランを充実させて、先行する楽天などを追う。
 
昨年買収したダイナテックが全国約2400のホテル・旅館に提供する予約システムのなかで、7月からペイパルでの決済を可能にする。現在、ヤフー!トラベルに掲載しているダイナテックの取引施設は約400カ所だが、ペイパル導入を機に拡大スピードを上げる。
 
ペイパルの決済サービスは、利用者がクレジットカード情報を同社に一度登録すればその後はサイト上でメールアドレスとパスワードを入力するだけで決済が完了するというもの。
 
ダイナテックでの予約システムでも、決済手段を「ペイパル」と選択すれば氏名や住所、カード番号を入力しなくてすむ。煩わしい手間が省ける上、個人情報への安心感から人気が伸びている。

世界で約1億8000万人が使い、取扱額は年2800億ドルに達するとされる。日本国内でも100万人程度の利用者がいる。

今後、ペイパルはダイナテックのシステムを導入している宿泊施設の情報を会員向けのメールサービスなどで紹介していく。ダイナテックは拡大する訪日客の利用者が見込めることをアピールして、宿泊施設に売り込む。

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