2016年3月18日

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人民元下落への対策で中国人が香港の保険を爆買いも、規制でひと段落か

人民元下落への対策で中国人が香港の保険を爆買いも、規制でひと段落か

中国本土住民の香港での保険の購入が激増している。3月16日付香港各紙によると、これは香港保険業管理処があきらかにしたもので、2015年第4四半期の本土住民による保険の購入額が105億ドルと前期比で46%増、前年同期比でもおよそ4割増と急激に伸びているという。

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人民元の下落を嫌った本土住民が、投資として有利な香港の保険商品を購入した結果だが、その一方で、中国政府も外貨や資金流出が続く状況を黙ってみてはいないようだ。保険購入時の決済が日に日に難しくなっているのが現状で、すでに多くの保険会社が本土住民の銀聯カードなどによる決済受け付けを停止しており、また、中国人民銀行が市民の海外での電子マネーの使用禁止を検討しているとの報道もなされた。
 
保険業界選出の陳健波・立法会議員は「本土客の保険購入は今後落ち込み、下半期の伸びは10%程度にとどまるのではないか」と予想した。

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