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ファーストリテイリング傘下、プリンセス タム・タムが日本撤退

ファーストリテイリング傘下、プリンセス タム・タムが日本撤退

ファーストリテイリング傘下、フランスの婦人肌着店「プリンセス タム・タム」が、3月中に日本での店舗運営事業から撤退すると3月25日付の日本経済新聞が報じた。

直営3店舗とオンラインストアを閉鎖する。ファーストリテイリングは2012年度に日本での店舗展開を始めたが、ブランドの認知度を高めることができず、販売も伸びなかったためとみられる。

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プリンセス タム・タムは、20~30代女性を主なターゲットとした中価格帯の下着ブランド。昨年11月時点でフランス国内を中心に世界で140店程度の直営店を運営する。ファーストリテイリングは下着事業の強化や欧州での事業展開の拡大を狙い、約100億円を投じて06年に創業者一族から買収した。
 
12年11月に東京・銀座に1号店を開いたが、直営店は最大で3店舗を運営するにとどまった。他ブランドと合わせて出店するなど集客策を模索したが認知度は高まらず、商品も受け入れられにくかったという。
 
すでに東京と大阪の2店舗とオンラインストアを閉鎖しており、最後に残った東京・世田谷の店舗も26日に閉めるという。これにより、日本から実質的に撤退したことになり、今後はフランスなどでの事業に注力するとみられる。
 
ファーストリテイリングは主力のユニクロ以外の事業を「グローバルブランド事業」と定義する。自社開発した低価格衣料店「ジーユー」は国内を中心に好調だが、買収で子会社にした米高級ジーンズの「Jブランド」や、仏婦人服の「コントワー・デ・コトニエ」などは思うようには伸びていない。
 

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