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香港フォーミュラE開催 、日系企業ロームも参戦

 
F1世界選手権を開催している国際自動車連盟(FIA)が始めた電気自動車でのレースで3回目。香港では初開催ということもあり期間中4万人以上が観戦した。前日には同レースに参戦する「ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム」のオフィシャル・テクノロジー・パートナーシップを契約した今回初参戦のローム株式会社(本社:京都市)の記者会見が行われた。
 
マシン駆動の中核を担うインバータ部分に世界最先端のパワー半導体、シリコンカーバイトパワーデバイスを提供し、マシンの小型・軽量化、高効率化をサポートする。こうした「最先端技術」は今後自動車をはじめ、インフラ、環境、エネルギー、産業機器分野でも大きな期待が寄せられ、電気自動車の革新舞台としてフォーミュラEではいかに効率よく活用できるか注目された。
 
同会社ディスクリート生産本部パワーデバイス製造部部長・工学博士の伊野和英氏は「香港では電気自動車を多く見かけ環境への関心の高さを感じる」と述べた。この後マラケッシュ、ブエノスアイレス、メキシコシティ、モナコ、パリ、ロンドンなど世界12都市で開催される。