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ヒューマンHD子会社、中国に富裕層向け産後ケア施設オープン

 
中国政府は2016年1月、急速に進む少子高齢化や労働人口の減少に対処するため、30年以上続けてきた「一人っ子政策」を廃止し、すべての夫婦に二人目の子どもを持つことを認めた。それに伴い今後5年で子供の出産数は約1500万人増え、新生児関連消費は年間約500億元(約7642億円)増加するとも推計されており、今後、育児関連市場の急速な発展が見込まれている。
 
中国では、女性の出産後約1ヵ月を「月子」といい、母体の休養をしっかりととり、回復の為に栄養を取るという伝統的な習慣がある。昔は産婦の母親や姑が産婦と新生児のケアをするのが一般的だったが、晩婚化や核家族化が進み、北京や上海などの大都市を中心に、「月嫂」という国家資格を持つベビーシッターを雇ったり、「月子中心」と呼ばれる産後ケア施設を利用する家庭が増えている。