2016年12月2日

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香港中央政府、民主派に回郷証の申請認める

香港中央政府、民主派に回郷証の申請認める

特区政府は11月30日、中央政府から「同日より一部立法会議員とその他の者に対し実施している中国本土への入境規制を緩和する」との通達を受けた。これらの者の「港澳居民来往内地通行証」(通称「回郷証」。香港マカオ市民の本土での身分証)申請をあらためて受け付けるとなっている。

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12月1日付香港各紙によると、「幇幇香港 出声行動」(幇港出声)の北京訪問団の周融・団長は11月30日、国務院香港マカオ弁公室の王光亜・主任と会談した後の記者会見で、王主任が「民主派に回郷証を交付し、他の香港同胞と同様、自由に本土に往来することに中央は同意した」と語ったことを明らかにした。
 
王主任は「多くの人は国家やその発展を認識していない」と指摘し、民主派に本土に来て現実を知るよう促したほか、独立派や前科者は交付されるとは限らないが申請はできると述べた。ある関係者は、今回の措置を天安門事件以来の大きな転換と指摘。中央はかねて民主党などの穏健民主派と独立派などの過激な勢力に対する対応を区別しようとしていたが、穏健民主派が過激派に引きずられていたことが妨げとなっていた。

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