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ギャンブル法案、上院で審議へ、ブラジルにカジノ誕生へ前進

 
同法案では、カジノや宝くじなど、合法なギャンブルの公営について語られている。カジノに関しては、現在ブラジルでは運営は非合法となっているが、統合型リゾート(IR)を前提とした合法化の議論が進められてきたという。
 
ヘナン・カレイロス上院議長によって定義されている国の経済成長の再起動を促進させる目的のひとつとして、この議論は上院本会議へ送られることになる。
 
シロ・ノゲイラ上院議員(進歩党:PP)によるとこの案は、検討されるゲームの種類、経営者の基準、賞金の分配に関する規則、徴税についての各項目を定義しているという。同案では、カジノ、ビンゴ、ジョーゴ・ド・ビッショ(動物の絵柄を使った宝くじ、現在は闇取引で行われているものが多い)、ネットを通じての賭け事が合法化されるとしている。連邦政府や州が運営する宝くじや懸賞、競馬に関連したロトなどの案もあがっている。
 
ブラジルは、ギャンブルを規制を法的なメカニズムを持っていない数少ない国の一つとされている。フェルナンダ・ベゼーハ・コエーリョ上院議員(社会民主党:PSD)は、この遅れたメカニズムによって、ブラジルは観光分野における大口の外国人投資家を呼び込むことができずにいると強調した。
 
世界宝くじ協会の情報に基づくと、2014年、宝くじの市場だけで、世界中で4000億USドルが動いたという。この数字の中でブラジルは、ブラジル連邦貯蓄銀行が管理する宝くじの分である1%だけかかわっている。ベゼーハ・コエーリョ議員にとってギャンブルの合法化は、ブラジルに税収、雇用、所得の増加をもたらすとしている。
 
(文/麻生雅人、写真/Rafael Neddermeyer/Fotos Públicas)
 
ソース: http://megabrasil.jp/20161126_32757/

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