2016年12月29日

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JICA、ネパール政府とトンネル事業への融資契約に調印

JICA、ネパール政府とトンネル事業への融資契約に調印

ネパール連邦民主共和国政府と国際協力機関(JICA)は12月22日、ネパールの首都カトマンズにて、「ナグドゥンガ・トンネル建設事業」を対象とした、166億3,600万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。

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本事業は、カトマンズと主要都市およびインド国境までを結ぶ幹線道路上にあるナグドゥンガ峠にトンネルを建設し、運輸交通網の円滑化を図ることを目的とし、貸付資金は、トンネル、アクセス道路、橋梁等の建設・整備にかかる土木工事及びコンサルティング・サービス(詳細設計、入札補助、施工監理、運営・維持管理能力強化等)に充当される予定である。
 
カトマンズから約15kmの位置に勾配10%以上の急峻なナグドゥンガ峠(標高800m~1,500m)があり、急な勾配やカーブにより慢性的な交通渋滞が発生することから、年率約6%のペースで交通量が増加していると言われるナグドゥンガ峠のスムーズな通行が、近年物流の大きな課題となっており、同プロジェクトはネパールで初となる山岳道路トンネルを建設するもので、約2.5kmのトンネル(2車線)の建設計画となっている。
 
同事業を通じてナグドゥンガ峠を通過する時間が約3分の1に短縮され、人や物の移動が円滑になることで、地域の社会・経済発展に貢献することが期待される。
 
(参照)https://www.jica.go.jp/english/news/press/2016/161222_01.html

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