2017年1月24日

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香港・林鄭氏、推薦多くも得票少なく「落選」を憂慮

香港・林鄭氏、推薦多くも得票少なく「落選」を憂慮

林鄭月娥・前政務長官は次期行政長官候補で中央から唯一支持を得ているともいわれるが、本人は当選への自信がなく落選を憂慮しているもようだ。1月23日付香港各紙によると、林鄭氏は22日、湾仔の香港会議展覧中心に設置した選挙対策本部をメディアに公開。

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自身が「選挙委員から多数の推薦票を得ても得票が少なく落選する可能性がある」と認めた。財界からは林鄭氏に対し「金を使うだけで稼ぐことを知らない」「低所得層への支援を偏重」「社会主義者」との批評があるため、推薦しても無記名の投票では自身に入れない財界人が多いと懸念している。
 
社会の広範な支持を得るためにも「市民皆年金制度を公約するなどのポピュリズム手法は取らない」と述べた。また21日付『香港01』で、林鄭氏がある会合で「行政長官を選出しても中央の任命が得られなければ立憲政治の危機に陥る。このため最終的に出馬を決めた」と語り、曽俊華・前財政長官は当選しても任命されないことを示唆したと報じられた。
 
これに対し林鄭氏の選挙対策本部は声明を出し「誰かを特定してはいない」と述べ、報道内容は不正確と指摘した。

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