カンボジアのNGO、シンガポールの砂輸入を非難
カンボジアの複数の非政府組織(NGO)が、シンガポールは不法に砂をカンボジアから輸入していると、国連統計を根拠に非難している。これに対しシンガポール国家開発省(MND)は「砂の密輸はこれまで一切なく、また建設業者が偽造の輸出許可で砂をシンガポールに持ち込んだこともない」と疑惑を否定した。カンボジアは昨年11月、砂の輸出を禁止している。
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カンボジアの環境NGOは、シンガポールによる砂の過剰採取でマングローブ湿地帯と魚の生息地が脅威にさらされ、地域住民の生活を脅かしていると主張している。2007年から2015年にかけシンガポールがカンボジアから輸入した砂の量は、カンボジアが輸出した量より7,000万トン多いと国連統計から示されており、砂の輸出がカンボジアの政治家を潤したとNGOは主張している。
カンボジアのNGO「マザー・アース」は、シンガポールの弁護士を雇用しており、シンガポールが汚職にまみれた砂、密輸砂を輸入したかを調査している。
MNDは「砂の輸入は商取引であり、政府は生産国の法律に違反した商品、取引を許容しない」との声明を発表。建設業協会のルー会長は「正規ルートで輸入している」と語った。シンガポールは世界最大の砂輸入国で、海岸埋め立て、建設工事に利用している。インドネシアとマレーシアはシンガポールへの砂の輸出を禁止している。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42082/
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