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シンガポール・昨年第4四半期の企業業績、一部は改善の可能性

シンガポール・昨年第4四半期の企業業績、一部は改善の可能性

昨年第4四半期の国内総生産(GDP)は、前年同期比1.8%増(速報値)と予想外の成長で、企業の業績も銀行、プランテーション部門を中心に改善したとアナリストは推測している。

しかし業績が芳しくなかった前年同期との比較という要素が強く、本格的改善はまだのようだ。

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クレディ・スイスのアナリスト、タンティア氏は上場企業の同期の純利益は80%増加したと推測している。一次産品価格の持ち直しも要因だ。
しかし企業の収益力はまだ強固にはなっていないという。
IGのストラテジスト、パン・ジンジー氏も「シンガポール、域内のマクロ経済指標は第4四半期に改善した。企業業績はいくらか改善したと思われる」とコメントした。
 
しかし両氏とも、業績が改善したのは銀行、プランテーション業者くらいで、不動産業の業績は改善していないとみている。NARキャピタルのリウ氏も、不動産関連企業の業績は引き続き低迷していると分析している。
 
CMCマーケットのアナリスト、ヤン氏は銀行業績の改善を予想。しかし原油価格の上昇は航空会社にはマイナスと述べた。クレディ・スイスのタン氏は通信会社について、4社目の携帯電話会社の参入で値下げ競争が激しくなっており、利益率に響いているため業績改善は見込めないとしている。
  
ソース:http://www.asiax.biz/news/42084/

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