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ブラジル産のグリーンプロポリスを使った「天然成分配合の歯磨き粉」が発売

 
プロポリスは、ミツバチが様々な植物から樹液などを集め、ハチ自身が出す分泌物とを混ぜて作る物質で、そもそもは巣に菌が入らないよう防御するために作られる、高い抗菌作用を持つ物質。
 
プロポリスはハチの種類や、ハチが樹脂や樹液などを採取する樹木の種類などによって性質が異なるため、広大な土地と多様な自然環境を持つブラジルでは、全国各地で多様な効用を持つプロポリスが作られている。
 
「マヌカライフ ナチュラルデンタルペースト15+」では、ローズマリーに似たブラジルに自生する植物アレクリンから作られ、高品質として知られるグリーンプロポリスを使用している。
 
また、同商品はグリーンプロポリスのほかに、マヌカハニー、ティーツリー、マスティックオイルを使用。
 
マヌカハニーは、ニュージーランドにのみ自生するマヌカから採取したはちみつ。マヌカの花は12月の4週間だけ開花するため、採蜜できるのは1年でこの時期のみゆえに希少価値が高いとされている。
 
ニュージーランドの先住民であるマオリ族は、マオリ語で「復活の木」という意味合いである「マヌカ」と名付け、これらを「薬」として使っていたという。
 
マヌカハニーは通常のはちみつよりもかなり強い薬効を持っており、通常のはちみつの輸出価格に対して高品質のマヌカハニーは15倍程度の値が付くこともあるという。
 
本商品に使われているマヌカハニーはニュージ―ランドの規格である「UMF15+」を直輸入している。「UMF」は、マヌカハニー特有の抗菌物質「食物メチルグリオキサール」を含むことを証明する認証。「15+」という数値はその作用の度合いを示し、「10+」以上が、抗菌作用がはたらく“アクティブ・マヌカハニー”として認められているとのこと。
 
高い抗ウイルス性効果を持つマヌカハニーは虫歯菌ミュータンスなどの細菌を抑制し、歯垢や歯肉炎の減少にも効果があると考えられているという。2014年に発表された論文“Evaluation of the effects of manuka honey on salivary levels of mutans streptococci in children”の中で、マヌカハニーを使って簡単に出来るオーラルケアの方法が紹介されているとのこと。
 
また、マヌカハニーに含まれる糖はフルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)という成分で、虫歯を促進するスクロースとは異なり、虫歯の原因にはなりにくい糖分だという。はちみつに含まれたリン酸カルシウムは、歯のエナメル質が溶けるのを軽減すると言われているという。
 
ティーツリーは精油として注目されている植物オイルです。口腔内を清潔に保つという。
 
マスティックオイルはギリシャ南東部のヒオス島に自生するウルシ科のマスティックの木から採取した天然ガム成分を蒸留したオイル。歯茎を引き締めながら強く丈夫に育てるという。
 
さらに同商品では、インド南部のオーガニック農場のソープナッツツリー(石けんの実のなる木)から採れた地球にも肌にも優しい100%天然洗浄成分のエキスを発泡剤として使用。ソープナッツの果皮や肉には、サポニンという界面活性剤が多く含まれ、味もさわやかな味とのこと。
 
合成香料、研磨剤、人工甘味料、パラベン、アルコール、合成着色料は使用していないため、歯のエナメル質を守りながら虫歯の原因菌を取り除くという。
 
(文/麻生雅人、写真提供/ラ・シンシア)

 
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ソース:http://megabrasil.jp/20170121_33517/