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フィリピンのセブに【サファリ公園】が2017年度内に開業予定

  
カルメン町は人口約5万2千人、その山間に造られている同施設はほぼ完成していて、主役となる動物も3月中にアメリカ、フランス、中東から70%は到着すると見込み、既にトラ、ラクダ、シマウマ、鷲などが同施設で飼育されている。
  
開業後の目玉となる動物ショーのためにシンガポールから4人の訓練者を招請するとし、また60種類以上の鳥類や同社一族が所有する蘭類とさまざまな花なども同施設の売り物にしたいとしている。
  
入園料は550ペソ(約1100円)を予定し、セブ市内から同施設へ直行するシャトル・バスも運行するとしている。
  
この施設に対してセブ州の観光担当者は『新たな観光資源であり、将来性はある』と見ているが、質屋業で財を築いた一族の『私的な施設を公開するだけ』との辛辣な意見もある。
  
また、施設規模、動物の種類、数など公にサファリと名乗るには見劣りがし、セブを訪れる海外からの観光客の多くは、こういった施設に目が肥えていて、車で順調に走れて片道1時間以上、渋滞の酷い現在ではそれ以上に時間がかかり、わざわざ行くのかという指摘もある。
  
もっとも、フィリピン人の新しい物好きから見て、海外からの訪問者を当てにしなくてもフィリピン人対象でも充分運営できるとの見方もあって、これはまた熱し易く冷めやすいフィリピン人気質もあって不安要因ともなっている。
  
そのため、同施設へのアクセスを含めて総合的に観光業界がバックアップ、連携する必要があるとの前向きな意見もある。
  
これは既存のビーチだけで売るにはセブの観光業は限界という見方から出ていて、特に新空港が間もなく完成するセブ島隣りのボホール島の観光者数がかなり伸びていて、セブが危機感を抱いている現れとも見られている。

ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&config=&command=body&no=319