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香港「林鄭月娥」氏、第5期行政長官の任命受ける

   
12日付香港各紙によると、林鄭氏は11日午後に習近平・国家主席と接見。習主席は林鄭氏が36年にわたり政府に勤め、特に返還後の特区政府では要職を多く務めたことを挙げ「愛国愛港の立場は堅く、実務に勤勉、責任を負える」「行政経験が豊富で、複雑な局面を乗り切る能力がある」「香港社会での支持は一貫して高い」と評価。
  
さらに「近年、香港は長期的に累積してきた矛盾と問題が徐々に顕在化し、現段階で試練とリスクがあるが、チャンスと希望にも満ちている」と語った。習主席と李首相はともに従来と異なり民主推進に言及しなかったことから、林鄭氏に政治体制改革のやり直しは求めないとみられる。
  
全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は「中央は林鄭氏に社会・経済問題の解決に重点を置くことを求めている」と指摘。
  
政治的矛盾は短期的には処理が難しく、中国本土の発展に対する香港の役割は低下し経済の先行きが悪化しているため、国家の発展における香港の位置付けを強化して経済問題を解決し、社会と政治の矛盾を緩和することを望んでいると分析した。
 
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