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世界で「ごまドレ」人気が急上昇! キューピーがアジア・欧州で販売拡大へ

 
キューピーの深煎りごまドレッシングが北米や中国市場で好調だ。世界で健康志向が高まる中、ヘルシー食品として認知を高める「ゴマ」への人気が後押ししている。マヨネーズへの人気も高まっており、今後は深煎りごまドレッシングとマヨネーズを中心にさらなる世界展開を進めていくという。
 
現在、東南アジアではタイ・マレーシア・ベトナム・インドネシアに生産拠点を持つ。これらの4つの生産拠点を中心にマヨネーズ、ドレッシングの販売促進を強化し、ブランドの浸透を図るとともに、グローバル外食チェーンへの展開を強化していく。
 
また、イスラム教徒圏内の人口が急増している中で拡大する「ハラル市場」にも対応強化していく。「ハラル市場」においては禁止されている食品がある。そのため、現地で販売するためにはハラル対応食品として認可される必要もある。
 
東南アジアで培ったノウハウを元に、中東の「ハラル市場」やヨーロッパでの横展開も目指す。アジアと中東・ヨーロッパの中継地となるタイから輸出拡大も図る。さらに、ヨーロッパでは2017年にポーランドでの現地生産販売も決めている。
 
世界で今求められているのは大量生産よりも、「質」だ。インバウンド市場が急拡大している事も後押しし、「質」の高い日本製品への認知・人気は世界で高まっている。キューピーもその波に乗り、世界のキューピーへと成長していくことが期待される。
 
Photo by MIKI Yoshihito on Flickr