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新たな農地の入札を8月から開始、審査では革新的技術を重視

 
新農地の所在地は北西部のリム・チュー・カンとスンガイ・テンガー。36区画、計60ヘクタールで、20年契約で賃貸する。今後数年にわたり段階的に放出する。農地入札は約20年ぶり。
 
シンガポールの国土面積は狭いため政府は産業界に生産性改善を求めており、農業もこの対象とする。葉物野菜、養殖魚、もやし、ウズラの卵のための農地入札では、賃貸価格はAVAが設定し、応札する農業者は応募内容で勝負することになる。AVAは、生産能力、これまでの実績・経験、資格、生産性引き上げと採算性改善を目的に、革新的技術を導入する意欲、能力を考慮する。
 
栽培品目を特定しない他の農地の入札は2段階方式で、まず提案内容で応募者をふるいにかけ、2回目の審査で最高価格を提示した者に授与する。昨年、国内で消費された葉物野菜、卵、魚のうち国産品の割合はそれぞれ、12%、24%、10%で、目標に届いたのは野菜のみ。
 
農業関係者によると、高齢の農業者は新技術の導入をためらう可能性があり、応募に慎重になる見通しだ。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/43150/