香港の新IDカード、申請・受け取りを機械化
2003年から使用されてきた現行のIDカード(身分証)が、2018年から一新されるが、新カードは申請や受け取りが機械化され効率的になるという。5月27日付香港各紙によると、18年第4四半期から年齢別に順次切り替えを始め、22年までには全市民のカード880万枚が新しいものに交換される予定。
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人口の多い年齢層や出入境記録の多い年齢層から先に始まるという。新カードは素材が従来のものより耐久性の高い強化ポリカーボネート製となるほか、RFIDと呼ばれる非接触型の新技術を採用し、自動出入境ゲート「e―道」での通過所要時間が現在の12秒から8秒に短縮される。
ICチップの容量も36キロバイトから80キロバイトと倍以上に増えることから、国際民公組織の標準に符合した写真を保存でき、もし市民が新IDカード取得後から短期間内に香港特別行政区の第二世代の電子式パスポートを申請する場合、新IDカード取得時に撮影した写真が流用できるようになる。
新IDカードの申請書はインターネットのほか携帯電話やタブレット端末からアプリを使っての基本情報の入力も可能となり、申請センターでの手続きの簡略化や待ち時間の短縮が図れるそうだ。申請センターは計9カ所設けられる予定だが場所は現在物色中とのこと。センター内にはカードの申請、受け取りを自動で手続きできる機械が設置されるという。
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