2017年10月3日

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日本の大手が続々タイへ、東南アジアのハブに狙い!タイの不動産市場の伸びに期待

日本の大手が続々タイへ、東南アジアのハブに狙い!タイの不動産市場の伸びに期待

タイでは日本の大手ディベロッパーがやって来て、タイ側企業と組み、コンドミニアムなどの開発を行うケースが急増している。

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大手の三井、三菱、阪急など。この8月には東急電鉄がタイの大手サンシリィと組み、バンコクのスクムビットで8階建て269戸のコンドミニアム建設を発表。9月16日より販売開始され、また野村不動産はオリジン・プロパティー社と組み、3ヵ所での高層コンドミニアムを発表し、この9月16日より販売開始となっている。そのうち、オンヌットの物件は47階の超高層で、価格は269万バーツからで、ヨシダ不動産(℡02-661-7711)でも販売中。
 
このように次々と日本の不動産大手が進出しているのは、アセアンの中心ともいえるタイで、不動産市場の伸びが今後も期待されるためだ。タイ人では中間層が伸びており、住宅需要が高い。また、中国、シンガポール、香港、台湾などから、比較的手頃な価格で買えるタイの物件に注目する度合いが高まっている。
 
そのため、不動産市場の頭打ち感や閉塞感のある日本を出て、東南アジアでのビジネス拡大をねらう企業がタイに狙いを定めている。
 
タイ側にとっても、もともと日本好きのタイで、また、不動産事業におけるノウハウやテクニック、最新のテクノロジーやデザインなども吸収できるのは魅力だ。
 
ところで、大手の進出とともに中堅の不動産企業も進出しており、最近では不動産事業を手掛ける東証一部上場のフージャースホールディングが、タイの不動産デベロッパー、オール・インスパイア・デベロップメント社とタイに合弁会社を設立し、分譲マンションを開発すると発表した。
 
名称は「エクセル・ハイダウェイ・スクムビット50」。場所はBTSオンヌット駅からは1・2kmほどのプラカノン運河沿いで、敷地面積は1万1728㎡。
 
地上8階のマンション4棟が建設され、計774ユニットの専有面積は25~48㎡。プール・ジャグジー・屋上ラウンジ等の充実した共用施設を兼ね備えており、2019年末完成の予定となっている。
 
大手の開発は、バンコク中心部に集中し投資家向け、もしくは富裕層をターゲットにしたものが多く価格は高騰している。
 
一方、フージャースがオール・インスパイア社と組んで開発する物件は、約2~3百万バーツで、
 
タイの庶民にも手が届く価格帯だ。同社の海外投資事業部門であるフージャース・アジア・パシフィックの大島氏によると「東南アジアでのローカル実需向けコンド分譲は依然、非常に好調」と話しており、高騰する富裕層向けではなく、タイ人の中間層を狙ったリーズナブルな物件に照準を当てている。
 
実際、販売初日でローカル向けプレセール分は、ほぼ完売、非常に好調なスタートだったという。
 
今までタイに進出してきた日本のデベロッパーは、大手中心だったが、上場中堅デベロッパーであるフージャースの進出は、新しい動きといえる。
 
フージャースはすでにホーチミン・プノンペンでの実績があり、タイは海外で3カ所目となる。

フージャースによると、1年前からタイでのパートナーを探しており、アユタヤ銀行からオール・インスパイア社を紹介されたとのこと。
 
フージャースは日本でシニア向けのマンション運営など多岐にわたる事業を行っており、オール・インスパイア社というパートナーを得たことで、今後タイでも幅広いプロジェクトを進めていきたいという。
 
ソース:https://goo.gl/KaMXsy

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