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豪・NSW州でドメスティック・バイオレンスによる死が連続多発

 
同紙は、刺殺、金槌で襲った事件2件、首締め1件などを伝えている。
 
9月30日早朝、シドニー首都圏西部のウェラン地区の民家で30歳の女性が上半身1箇所を刺され、救急隊員の努力の甲斐なく現場で死亡した。26歳の男が逮捕され、殺人罪とAVO違反で起訴された。
 
9月26日には中部海岸のエタロン・ビーチでブレア・ダルトンさん(35)が実子と暮らしていた自宅で首を絞められ瀕死状態で発見された。警察が急行し、ダルトンさんは元パートナーのランス・ピアス(34)に首を絞められたとされている。ピアスが逮捕され、殺人未遂で起訴、10月1日にパラマッタ地裁に出廷することになっていたが、9月30日に留置場の房で自殺していた。
 
警察では、ピアスは27日にゴスフォード地裁に出廷し、保釈を拒否されていた。また、ダルトンさんがその後に死亡したため、11月から審理が始まる時に殺人未遂から殺人に切り替える予定だったと発表している。
 
9月29日朝にはシドニー首都圏南西部の民家で87歳の男性がハンマーとナイフで襲われ、亡くなっている。男性の39歳になる息子が殺人罪で起訴された。
 
9月28日にはシドニー首都圏インナー・ウエストに近いキャンプシーで、34歳の女性が、パートナーのソン・チンミンに襲われ、顔の見分けがつかないほどの傷害を受けた。ソンは殺人未遂で起訴された。被害女性は頭に重傷を負っており、生命の安否が気づかわれている。
 
女性の権利運動「Destroy the Joint」のジェンナ・プライスさんは、「今年のドメスティック・バイオレンス死者は38になった」と語っている。
 
ソース:http://nichigopress.jp/ausnews/news/150919/
 
(参照)Horror week of domestic violence in NSW