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アフリカのスーパー事情 〜タンザニア・ウガンダ・ザンビア〜

 
アフリカのスーパーは、初めて行く方は必ず驚かれるのだが、先進国のスーパーと比較して遜色ないレベルで綺麗だ。
 
スーパーと一言で言っても、食品小売りの業態にはいくつか種類がある。
一つ目は、非常に大きく家電や衣料品、小型農機具など幅広く取扱う「ハイパーマーケット」
仏Carrefourや米Costcoなどが有名だが、アフリカでは南アフリカの「Shoplite」ケニアの「Tuskys」などがメジャー。
次に、食料品に加え衣料品なども少量で扱う中堅スーパー。「Budget Mart」などが知られるところ。
最後に、アフリカに無数にある個人商店「キオスク」
 
なお、上記の3つの販売チャネル以外にも、アフリカにはネットワークビジネス的に行商や手売りで販売をする人達が非常にたくさんおり、渋滞を利用して手売りする「渋滞ビジネス」の様な商売スタイルが成り立っている。
こちらは、レストランの席に座っている時に来た、手売りの一コマ。

 
今回ご紹介するのは、主にハイパーマーケットだ。
 
タンザニア・ウガンダ・ザンビアの順にご紹介していきたい。
 
 
タンザニア
 
ハイパーマーケットの「CITY MALL」の外観。

 
店内はこの様に、先進国のスーパー同様に商品が綺麗に陳列され、商品ラインナップも充実している。


 
穀物類は量り売り。

 
タンザニアの名産、コーヒーや紅茶。


 
簡単なカー用品も売られている。


 
同施設内に入っているメイクアップショップ。

コスメアイテムが販売されており、それらを使用して店内でメイクアップしてもらえるサービスを提供している。
平日の午前中にも関わらず、店内には女性客が2人いた。アフリカの女性の美容への関心の高さが伺える。
 
 
ウガンダ
 
カンパラのルゴゴ地区にある「Lugogo Mall」。

 
南アフリカの大型小売チェーンである「SHOPLITE」が入っている。

 
店内の食料品。果物が豊富。


 
ティラピアやイワシ、タコなども売られている。

 
生活雑貨や文房具の品揃えも良い。


 
加工食品。南アフリカ産かケニア産がメインとなっている。


 
タンザニアのスーパーと同じく簡単なカー用品なども売られている。


 
日本からは電動工具のリョービの製品が売られていた。

 
 
ザンビア
 
南アフリカの大型小売チェーンである「Pick n Pay」。

 
Jeepの新車ディーラーが入居する計画となっている模様であった。

新車需要も徐々に出て来ている様だ。
こちら、施設内に展示されていた新車FIATのピックアップトラック。


 
アップル純正品のみを取り扱うお店。

 
こちらはソニー純正品のみを取り扱うお店。

 
ToysRusおよびBabiesRus。


ベビーカーが3万円くらいで売られており、ごく一部の層が購入出来るのが実情だ。
現地に居住している人に聴けば、外国人(長期出張者である中国人、欧州・中東系、一部日本人)やごく一部の現地の方(大企業や政府関係者など)のみ購入出来る、とのこと。
 
オーストラリアの巨大小売り「WOOLWORTHS」。

 
アフリカの伝統的な模様が施された衣装を販売するブティック。

 
視力低下が進むアフリカ人に需要が出始めている、メガネ販売店。

 
施設内の巨大チェス版。アフリカらしい遊び心。

 
 
  
こういったハイパーマーケットは都市部にどんどん建設されている
(ケニアやヨーロッパ、中国などの銀行の資本が入っている)
 
 
ただし、問題点もある。
まず1つは、自国産の商品は非常に限定的であり、南アフリカ産またはケニア産、または中国・中東・インド・欧州系の商品がほとんど、という点。
 
例えば、ザンビアは南アフリカのマーケットとなっている。
また、タンザニアやウガンダにおいても、ケニアや南アフリカのマーケットになっているのが現状だ。
 
自国産の商品、特に食品の加工品を自国内で地産地消していくために必要なもの。
それは、産業用機械である。
 
日本から中古でまだまだ現役の産業用機械を向こうにナレッジごと輸出し、産業化に役立ててもらう。
この仕組みが構築出来れば、ケニアや南アといった大国以外のアフリカ各国が産業確率して自立していくのに大きく寄与する。
加えて、日本の高齢技術者知見の活用・生きがい創出および資源の有効活用にも繋がる。
 
もう一つ問題点として、ショッピングモールを建てたはいいものの、家賃が高すぎてテナントが埋まらない、または埋まってもすぐに出て行ってしまうケースが多いこと。
実際、ウガンダの「Forest Mall」は空きテナントばかりで、建物自体がまるで廃墟の様になっている。

 
投資熱が高まっているのは前向きに捉えたいところだが、無理のない投資回収計画を作成し、入居企業がある程度見えたところで投資実施する姿勢も今後は必要である。
 
 
以上、アフリカのスーパー事情の一端をご紹介した。
 
※参照:アンドアフリカ合同会社、コーポレートウェブサイト
http://andafrica.co.jp