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ベトナムの繊維製品輸出入、対中国で好調 中国が最大のアパレル市場となる?

 
税関当局のデータによると、2017年の中国からの輸入は90億米ドルで、全ての繊維関連の輸入の42.7%を占め、前年比12%の伸びであった。
 
ベトナムは韓国、台湾からも原材料を輸入している。韓国製品は中国製品の4分の1、台湾製品は5分の1の価格である。
 
昨年のベトナムの中国からの輸入には60億米ドル相当の絹、20億米ドル相当の皮革、8億米ドル相当の糸が含まれる。
 
しかし、ベトナム繊維協会(Vitas)は、中国への繊維製品の輸出は順調に増加しており、輸出額は2015年の22億米ドルから2016年には32億米ドルへと増加したことを指摘する。繊維協会は、中国への輸出額は今後も増加すると予測している。
 
繊維協会によると、中国ではインドやパキスタン等、それ以外の国からの輸入には3-5%の関税が課されるのに対し、アセアン・中国自由貿易協定により、ベトナム製品は無関税で輸入できる。
 
中国はベトナムの繊維製品輸出市場の上位5ヶ国のひとつである。
 
世界最大の人口を擁する中国では市場も非常に区分化されており、ベトナムの繊維製品が参入できるチャンスが大きい。
 
2017年のベトナムの繊維・アパレル輸出は310億米ドルであった。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3257.html