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韓国繊維大手・暁星 ベトナムに60億米ドル投資 世界展開における開発拠点に

 
2007年以降、同社はホーチミン近郊ドンナイ省にスパンデックスとタイヤコードの生産工場を15億米ドルを投入し建設、操業してきた。新たな投資計画ではHyosungは繊維に加え、ベトナムで化学・重工業に進出する予定であると同社のベトナム事務所は述べた。
 
この計画は2月8日のHyosung会長とベトナムのグエン・スアン・フック首相の会談で明らかにされた。
 
「世界70ヶ国に輸出するHyosungは韓国企業としてはベトナム最大の投資企業であり、北部、中部、南部で様々な事業を展開している。Hyosung Vietnamは同社の世界展開における戦略的拠点である」とHyosung CorporationのCho Hyun Joon会長兼CEOは述べた、とこの会合に同席した官僚は述べた。
 
「スパンデックスとタイヤコードのみならず、化学、重工業分野への参入も計画している」
 
同社のプレスリリースでは、ベトナム中部クアンナム省に新たな生産ラインの設置を検討していることを明らかにしているが、どのような分野での投資を予定しているのかについては不明である。昨年以来、同社は南部バリア・ブンタウ省でポリプロピレン製造施設、より純度の高いプロピレン生産のための脱水素化施設、液化石油ガス貯蔵タンクの建設に13億米ドルを投資している。
 
ベトナムで計画中の工場はHyosungの韓国のポリプロピレン製造ラインを代替するものとなる。同社は価格競争力の観点から、韓国の蔚山工場ではより高付加価値のポリプロピレンパイプの製造を計画している。
 
ベトナム国内での報道によると、首相はHyosung会長に対し、ベトナムの電気変圧施設への戦略的投資を持ちかけた。
 
電力プロジェクトにおけるHyosungの技術とノウハウで、同社はベトナムの変圧器メーカーとの関係を構築し、ベトナムが関連製品の輸出国となるまでの技術移転ができるだろうとCho会長は述べた。
 
Cho会長は、電子支払い、フィンテック、自動支払機(ATM)など情報技術におけるHyosungの実績についても説明した。
 
Cho会長がベトナム首相と面談を行うのは2016年以来2度目となる。
 
同社の発表によると、2000年代半ば以降、Cho会長はHyosungの中核製品の戦略的生産国としてベトナムへの進出を先頭に立って進めている。
 
<DIGIMA NEWS 編集部の視点>
 
高い成長率を維持しているベトナム。平均年齢が若く、人口増加の予測もあり、外資系企業が続々と進出している。また、チャイナリスクも被る必要がない為、ASEAN市場の中心としての機能を果たしている。今後も経済成長は依然続く見込みであり、進出先、投資先としては検討の余地がある。
 
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