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医療機器市場アセアン第1位のマレーシアに「日本ライフライン」が自社初の海外工場を建設

   
同社は今回の工場建設に向け、ペナン開発公社との間で、ペナン州マレー半島側の工場用地16,211平方メートルの取得契約を締結した。今後2年間で工場用地の取得費用の他、生産設備等も含め、約20億円の投資を予定しており、2019年秋に竣工、2020年初頭の稼働開始を予定している。

 
  
同工場では、バルーンカテーテル、EP カテーテル、アブレーションカテーテル及びオープンステントグラフトなどの心臓循環器領域の医療機器を日本向けに製造することを予定しており、従業員数は約50名となる見込みだ。

 
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
 
マレーシアの医療機器市場規模は東南アジア諸国連合(ASEAN)域内では1位となっており、ペナン州では2016年、マレーシアの医療機器輸出総額の3分の1となる178億マレーシアリンギット相当を生産されている。また、マレーシア医療産業協会は2017年の輸出額について、12%の成長が予想されると発表している。

 
 
ペナン州はマレーシアにおける工業の拠点として、インフラが整備されており、人材も豊富にそろっていることから、多くの外資系企業の工場が進出している。

 

(参照)http://www.themalaymailonline.com/money/article/japan-lifeline-invests-rm70m-in-penang-science-park#sBXEDZvSsEfe8JDq.97