2018年5月7日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • copy

帝人、高まる炭素繊維需要を満たすべく、中国および台湾に現地法人を設立 

帝人、高まる炭素繊維需要を満たすべく、中国および台湾に現地法人を設立 

帝人株式会社は4月24日、炭素繊維事業の顧客対応力強化の一環として、中国と台湾に炭素繊維の市場開拓および販売を手掛ける現地法人を設立することを発表した。

 

この記事の続きを読む

 
中国、台湾、および東南アジア地域では、経済成長などに伴う嗜好の高級化によってスポーツ・レジャー向けの消費が伸びており、炭素繊維を使用したハイエンド用品の需要が顕著に拡大している。

 

同社は2002年12月に上海、2014年4月に台湾に駐在員事務所を開設し、現地における炭素繊維市場拡大の可能性を調査してきた。

 

今回の設立により、拡大する需要に迅速に対応するとともに、新規顧客の獲得や用途開拓の推進、現地のニーズに沿った的確なソリューション提供などを可能にするのが狙いだ。

 

同社は今後、既に営業活動を展開しているテイジン・カーボン・シンガポールと連携し、多角的な顧客対応力を一層強化し、アジアにおける炭素繊維事業のプレゼンス向上を目指していく。

 

金属に比べて軽量かつ強度・弾性が高く、耐熱性・耐薬品性にも富んでいるゆえ、航空機・自動車部品などの材料として使用されている炭素繊維。米国の航空機メーカー・ボーイングが増産計画を打ち出したことにより、炭素繊維の需要が拡大することは確実視されている。

 

また、車体の軽量化に取り組む自動車メーカーも炭素繊維強化プラスチックの採用に前向きで、炭素繊維は今後も引き続き需要が高まっていくと予想されるため、投資家にとって魅力的な事業の一つとして注目されるだろう。

 

(参照)https://www.teijin.com/news/2018/ebd180424_40.html

 

この記事の提供会社

logo

Digima〜出島〜

http://www.digima-japan.com/

メルマガ会員  
 

出島