野村総研(NRI)とAWS(アマゾンウェブサービス)が上海でセミナーを開催
アマゾン ウェブ サービス(AWS)と野村総研(北京)系統集成(NRI北京)は6月13日、中国・上海市で「最新クラウド活用セミナー」を開催し、中国でのAWSの活用事例などを紹介した。
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開会のあいさつで、AWS中国の顧聖峰・国際企業部主席業務マネージャーは「AWS中国はグローバルで18のリージョンを展開し、中国では北京と2017年12月に開設した寧夏の2か所のリージョンでサービスを提供している」と説明し、「中国国内でAWS中国がパートナーと提供するサービスのSLAやサポートサービスレベルは、グローバルと同じ水準で、中国の日系企業のビジネスの変化を支えるインフラとして安心して利用していただける」と呼びかけた。
その後の講演では、NRI北京の王文哲・上級アプリケーション・エンジニアが、AWSで開発したモバイルペイメントのシステムについて紹介。アリババグループの支付宝(アリペイ)やテンセントの微信支付(ウイチャットペイ)が利用できる店舗では「POSレジとモバイルペイメントの処理が別々の独立した方式で行われていることが少なくない」と指摘し、「弊社がAWSで開発した二つの方式を統合したシステムでは、決済時間を短縮でき、決済専用端末に手入力で金額を入力することによるミスを防ぐことができる」と説明した。
このほか、日本から来た野村総合研究所(NRI)の瀬戸島敏宏・クラウドサービス本部主任システムコンサルタントは「今はクラウドを使うかどうかではなく、クラウドを活用してどうビジネスを加速させるか、というステージにある」と強調し、「日本ではサーバーレスでクラウドネイティブのシステムを検討するユーザーも増えている」と日本の動向も示した。AWSジャパンからも講師が駆けつけ、世界市場でのAWSの優位性や最新のサービスについて説いた。
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20180618_162832.html
(週刊BCN+ 上海支局 齋藤秀平)
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