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海外が注目するベトナムのプラスチック産業 日本を含む海外企業のM&Aや出資が活発化

ベトナムのプラスチック製品の総輸出額は30億ドルを超え、2016年の数値と比較し17.6%増となっており、そこに目をつけた韓国や日本、タイといった海外企業と現地企業のM&Aが活発になっている。

 

これらの海外企業はベトナム国内市場に参入しそれぞれの基盤を固め、特にタイや韓国企業の数は近年増加傾向にあり、同国のプラスチック企業の株式取得も進めている。韓国の大手包装材メーカーの東遠システムズはベトナムの大手プラスチックパッケージング会社の一つであるタンティエンの主要ステークホルダーになっており、工場の拡張工事を完了している。

 

タイのナワプラスチックインダストリー も同様に地元の大手企業Binh Minh Plastics Companyに出資をしているほか、日本企業においてもメイワパックスグループのSaigon Trading and Packaging Joint Stock Companyの株式93%を取得するなど、同国のプラスチック産業において複数のM&Aを行っている。

 
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
 
ベトナムのプラスチック産業の活性化の背景には、近年の経済成長に加え、土地や税金、材料価格、エネルギーにおけるインセンティブや中国や他のアジア諸国に比べて比較的安価な労働コストがあると言える。

 

またベトナムは、発展途上国に見られるスーパーマーケットやコンビニエンスストアといった小売業態の発達も顕著で、今後ますます食品用途の包装資材市場は見通しが明るい。レジ袋等の汎用品から、水蒸気やガスバリア機能の付与など、さらに付加価値の高い包装資材の普及といった様々なアプローチが可能なことを考慮しても、同国のプラスチック産業への投資が今であることは間違いない。

 

 

(参照)https://en.vietnamplus.vn/foreign-firms-eye-vietnams-plastics/134368.vnp