イオンがベトナムのスーパーを買収して2年 その現状は?
日本のスーパーマーケットチェーン事業者であるイオンとの協力後、ハノイに本社を置くFivimartとサイゴンを拠点とするCitimartの操業は改善したが、損失はさらに深刻化した。
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FivimartとCitimartは、イオンとの協力後、期待したような改善が見られなかった。
・明るい未来への期待
2015年初頭、イオンはFivimartを30%、Citimartを49%で買収した。しかし、イオンは取引の価値を開示しなかった。
今回の合意に基づき、イオンは、FivimartとCitimartに「トップバリュー」ブランドの製品を提供し、新製品の開発と供給ネットワークの拡大を図るとともに、それらを調整する。
Citimartは、両者が2025年までに異なる規模のスーパーマーケットを約500店舗開発することを目標としていると述べた。
イオンは、ベトナムをマレーシアに次いで東南アジアで第2位の市場と位置付けた。ベトナムに200店舗をオープンし、1,000億円(8億3,600万米ドル)の収入を目指す。
2015年、イオンの岡田元太取締役は、ベトナムは大きな市場であり、地場企業との協業なしに成功することは難しいと述べた。
したがって、取引により、イオンはベトナムで商品を消費し、流通システムを構築し、多数のショッピングセンターを開発する予定である。
・FivimartとCitimartの不幸な結末?
FivimartとCitimartは、買収時にイオンとの協力が事業の改善に役立つことを希望した。しかし、2年後の累積損失は増加している。
Fivimartの財務諸表によれば、2016年には1兆2,400億ベトナムドン(5,380万米ドル)の売上高が20%増えたと報告しているが、その諸表によると960億ベトナムドンの損失(416万米ドル)も報告しており、2015年より倍増した。 その結果、イオンとの2年間の協力を通じて、Fivimartは173億ベトナムドン(750万米ドル)の累積損失を被り、株式は約300億ベトナムドン(130万米ドル)に減少した。
Fivimartの損失増加の主な理由は、Fivimartの粗利益よりもさらに高い管理支出の急増である。特に、2016年には、同社の管理費用は2,800億ベトナムドン(1210万米ドル)、総売上高は1,830億ベトナムドン(790万米ドル)であった。
Citimartの業績はFivimartの業績に類似している。特に、2016年には15兆米ドルの収益が1兆6,000億ベトナムドン(6,940万米ドル)に増加したと報告されているが、2015年と2016年に1,230億ベトナムドン(530万米ドル)の損失を計上し、1,570億ベトナムドン(680万米ドル)の累積損失である。
FivimartとCitimartは、その大規模な損失に加えて、Fivimartの7,000億ベトナムドン(3,030万米ドル)、Citimartの7100億ベトナムドン(3080万米ドル)を含む1兆4,000億ベトナムドン(6,070万米ドル)の負債を保有している。
さらに、2つのスーパーマーケットチェーンも店舗チェーンを拡大できなかった。特に、Fivimartは現在、ハノイに26のスーパーマーケットを有するだけで、昨年の目標を4つ下回っている。シティマートの店舗数は昨年と同じである。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3495.html
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