2018年8月29日

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ベトナムでコンビニの出店が増加 市場は外資系一色に

ベトナムでコンビニの出店が増加 市場は外資系一色に

2018年上半期の収益が過去最高694.5億米ドルに達したベトナムの小売市場では、コンビニエンスストアの出店が相次いでいる。

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ベトナムの小売市場は近年10%の成長率を保ち、これは国際的な小売業者にとって魅力的な数字となっている。
 
成長率は堅実に伸びており、2017年の小売業の売上高は2016年の1,300億米ドルと比べて10.9%増加している。
 
一方、2018年上半期の小売業の売上高は前年同期比11.3%増加し、6月単月では12.9%増加した。
 
現在小売業者の間ではネットワークを拡大するため、新たな店舗を開業するレースが繰り広げられている。ベトナムへの新規参入企業のGS25は、今年、主にホーチミン市に50店舗の出店を予定している。2020年初めにはハノイへの出店も計画されている。同韓国企業は今後10年間で2,500店舗の出店を視野に入れている。
 
小売産業では、大きなネットワークが小売業者の成功を決める最も重要な要因だとアナリストはコメントした。
 
Lotte Martに属するSpeed Lがホーチミン市に進出したが、Lotte Martの担当者はSpeed Lは本格的にベトナム市場に参入する前に試験的なプログラムを実施すると話した。
 
韓国市場での飽和感の広まりから、より多くの韓国コンビニエンスストアチェーンは新たな成長エンジンを求め海外市場への進出の動きを強めていると韓国メディアが報じた。
 
ベトナム最大の小売店チェーンのSaigon Co-opは、24時間小売サービスの「Cheers」を近頃始めた。5月にホーチミン市にCheers 1号店を開店、今年同市に50店舗の出店を予定している。
 
アナリストによると、ベトナムのコンビニエンスストアのポテンシャルは大きい。だが、同市場は複数の有力企業が存在するため競争が厳しい。成功するために、企業は数百から数千の店舗が必要となる。
 
一方、店舗が投資資本を回収するには少なくとも3~5年必要となる。
 
ベトナムの小売業者も同市場に参入したが、外国の小売業者との提携の傾向が強い。
 
例を挙げると、Son Kim Landは韓国のGS25と提携した。Co-op mart supermarket、Sense City shopping mall、Co.op Food 、 Co.op Smileなど多くのビジネスモデルで成功しているベトナム小売業者のトップSaigon Co-opでさえ、Cheers店舗運営のためシンガポールのNTUC FairPriceと提携しなければならなかった。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3559.html

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