海外ビジネスニュースを毎日配信!− DIGIMA NEWS

マレーシア―シンガポール間の高速鉄道事業が延期 マレーシア側からの要請

 
関係筋によると、シンガポールのコー・ブンワン運輸相とマレーシアのアズミン・アリ経済相が8月23日、クアラルンプールで会談した際、マレーシアからの延期要請にコー氏が同意の意向を表明した。今後は高官レベルで凍結の期間を協議することになるという。
 
HSRはマレーシア政府がナジブ政権時代に合意された。しかし5月のマレーシア総選挙で、マハティール・モハマド氏率いる野党連合が勝利し、首相に返り咲いたマハティール氏は、国家債務が巨額に上ることが判明したためHSR事業を取りやめたいと表明。後に、延期を希望すると態度を軟化させた。
 
マレーシア政府の試算によれば、HSRのマレーシア側負担は1,100億リンギ(約2兆9,700億円)。