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カンボジアの下半期アパレル輸出量も好調の予測 EUとの貿易協定停止の懸念も

 
GMAC のKaing Monika副会長は、アパレルメーカーは、10月から12月の注文をすでに8月と9月に受注しているため、この期間は強い輸出成長が見込まれると話した。
 
その結果、今年下半期の輸出量は、上半期の輸出量と同程度に増加する見通し。
 
だが、欧州連合(EU)諸国への輸出に関する武器以外のすべての産品に対する無税・無枠措置(EBA)貿易政策の喪失への可能性は、国際的なバイヤーに心理的影響を与えると予想され、この現象は来年に起こる可能性があるとKaing Monik氏は話した。
 
 
・バイヤーの心情
 
8万人のアパレル労働者の代表であるカンボジア縫製業民主労働組合連盟(CCAWDU)のAth Thon会長は23日、EBAが中断されるかどうかの憶測は、バイヤーの心情に悪影響を及ぼす可能性があると述べた。
 
Ath Thon氏は、契約延期を躊躇したり再検討するなど、マイナスのニュースが来年の注文を減らす可能性があるとの見解を示した。
 
「一部のバイヤーは、不必要なリスクを回避するため、以前と同じように大量の注文をしたり、長期的な購入契約をカンボジアのメーカーと結ぶことをあえてしないかもしれません」とAth Thon氏は述べた。
 
National Bank of Cambodia(NBC)の7月の半期報告書によると、今年上半期のアパレル製品と履物製品の輸出額は、前年同期比11%増の40億米ドルとなった。
 
カンボジアの工場はGap Inc、スウェーデンのファッションブランドH&M Hennes&Mauritz AB、スポーツブランドNike、Puma、Adidasなど国際的なブランドに製品を供給している。
 
カンボジアのアパレル製品と履物製品の主な市場は米国とEU。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3652.html