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中国で盛り上がるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)市場、日系企業にもチャンス

  
RPAソフトウェア大手の米UiPathは11月15日、北京市内で顧客向けのセミナーを初めて開いた。中国市場を重要視する姿勢を現地のITベンダーらに示すことが開催理由で、同社の社員は「中国の市場は世界で最も潜在能力がある」と説明した。
  
中国の市場は、UiPathの成長に大きく寄与している。アジア太平洋地域の営業を統括する金少陵バイスプレジデントは「この1年間で、アジア太平洋地域で500社以上のユーザーを新規開拓し、このうち160社以上が中国のユーザーだ」と紹介した。さらに「中国市場は今後、ますます大きくなっていく」との見通しも示し、需要の増加を見込んで営業態勢の強化を進めるとした。
  
一方、同社のボビー・パトリックCMOは、RPAの効果について「業務を自動化するためのラストワンマイルの課題を解決し、投資の回収時期を早めたり、生産性の向上を実現したりする」と説明。また「メインフレームやPC、インターネット、モバイル端末、クラウドと新しい技術が現れるたびに、企業には利益が生まれた。今現在、新しいトレンドが現れている」とも述べ、RPAが企業に革新をもたらすとの考えを示した。
  
セミナーでは、UiPath RPAプラットフォームのリセラーを務めるKDDI上海の守岡純治SL企画部部長が講演し、中国での企業を取り巻く環境について「中国の人件費は毎年上がっており、企業の経営を圧迫している」などと指摘。さらに「単純作業を自動化し、コスト削減を図ったり、社員を別の業務に当たらせたりする動きが増えている」と述べた。
 
また、「RPAはシステムを置き換えるものではなく、システム化できていない業務を自動化することが目的だ」と強調。製造業や大学などへの導入事例も示し、「RPAは、これまでになかった効果が見えやすいITツール。UiPathは市場評価がトップで、費用対効果も高い」と呼びかけた。
   
(週刊BCN+ 齋藤秀平)