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三菱日立パワーシステムズがインドネシアでガスタービン・コンバインドサイクルを試運転開始 

三菱日立パワーシステムズがインドネシアでガスタービン・コンバインドサイクルを試運転開始 

三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下、MHPS)は、「Jawa-2プロジェクト」のガスタービン・コンバインドサイクル(以下、GTCC)の試運転を開始したと発表した。

 

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GTCCは、MHPSが提供する化石燃料を使用した最もクリーンかつ効率的な発電設備である。同プロジェクトでは、インドネシアのジャワ島のTanjung Priok発電所に880メガワットのGTCC天然ガス火力発電施設を建設する。インドネシアの国営電力会社であるPT PLNが率いる同プロジェクトは、今年5月の完成および営業開始に向けた最終段階にある。

 

発電所のエンジニアリング、調達および建設に関しては、三菱商事と共同しているMHPS、地元の建設会社、そしてGTCCの発電設備に関するエンジニアリング会社ワサミトラが請け負った。HMPSは、2基のM701Fガスタービン、2基の排熱回収ボイラー、1基の蒸気タービンおよび補助装置の提供を行い、インドネシアの西ジャワ州のコミュニティは、エネルギー供給の増加によって多くの利益を得ることができる。

 

インドネシアは現在、国の経済成長に伴う電力需要の増加に対応するために、政府のイニシアチブの下、西ジャワ地区を中心に35,000メガワットの発電容量を追加するという大規模な火力発電拡張プログラムに取り組んでいる。4月に予定されている大統領選挙に先んじて、インドネシアでは政治的関心が強くなっており、国民の多くがJawa-2プロジェクトに注目している。PT PLNとインドネシア政府の要望と期待に応えるために、MHPSはこれから先、商業運転の早期開始とシステム安定性の達成に全力を尽くすとしている。

 

試運転の前には、円滑な試運転と安全なプロジェクトの完成を祈るために日本スタイルの式典が行われた。単純サイクルガスタービンシステムとしての1号機と2号機が予想よりも早く完成したために、MHPSは、発電施設の引渡しが予定より早くなると予想している。

 
<DIGIMA NEWS編集部の視点>

今後急速に経済成長が進むと考えられているインドネシアは、人口2億人以上を有し、現在も人口増加が続く同国は、電力需要が高く、ASEAN諸国の中でも最大の電力エネルギー消費国家と言われている。

そのため、同国でのエネルギー分野への注目度は高く、日本企業を始め多くの海外企業の進出やサポートがますます増加していく事が予想され、今後の経済動向にも注目したいところである。

 

 
画像出典元:https://www.mhps.com/jp/
 
(参照)https://apnews.com/4ddc681c9ce04a9d8029f5744f5706ff

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