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「Made in Vietnam」の虚偽表示による貿易詐欺が増加 ベトナム政府は規制を検討

 
製品に「Made-in-Vietnam」と表示されているのは、その国が加盟している自由貿易協定の恩恵を受け、輸入国による貿易防御メカニズムを回避することを目的としている。
 
同部は、原産地の詐欺が製品や地場産業に悪影響を及ぼすだけでなく、ベトナム製製品の競争力を低下させるとも述べた。さらに、多くの輸出入業者が、原産地詐欺がその国の生産に与える影響に気付いていないままであると付け加えた。
 
ベトナムには、製品を「ベトナム製」と表示することに関する規制がないため、消費者は製品が本当にベトナム製であるかどうかを知らない。
 
したがって、製品を「Made in Vietnam」と表示するための詳細な規制は、詐欺を防止し、地元の生産や消費者を保護するための法的枠組みを作成するために必要である。
 
直近では、欧州連合へのベトナムの電動自転車輸出が急増した欧州委員会の製品に対するダンピング防止義務の課税後、ベトナムの電動自転車の原産地証明書の詐欺に対する懸念について、商工省は中国からの輸入品に関して監督強化を強く求めた。
 
同省は、製品が一定の基準を満たさなければならないという表示に関する規制を策定することが急務であると述べた。
 
さらに、スイスの時計規制、米国の自動車や衣服製品の規制、ニュージーランドのワイン規制など、多くの国で自社製品の表示に関する詳細な規制があると付け加えた。
 
製品に「Made in…」、「produced in…」、「designed in…」、「assembled in…」、「processing in…」、「packages in …」、「imported by/for…」といったラベル付けするための基準を作成するべきだろう。
 
多くの国が違反に対しては重罰を科している。例えば、確立された基準を満たさなかった皮革製品について「Made in Italy」とラベルを付けた生産者は、最高100,000 EUR(113,000 USD)の罰金を科せられる可能性がある。カナダでは、製品についての誤解を引き起こしたいかなる違反でも、最大1,500万米ドル、あるいは1年から14年の禁固刑までの罰金が科せられる可能性がある。
 
商工省によると、ラベルはまず自主的なものとなり、生産者は必要に応じて製品が確立された基準を満たしていることを証明できなければならないと付け加えた。そのうちに、ラベルが必須となる製品が出てくる可能性がある。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3760.html