ビジネスメール詐欺、東南アジア最多はシンガポール
サイバーセキュリティーの米トレンド・マイクロによると、東南アジアでビジネスメール詐欺(BEC)が最も多いのはシンガポールで、悪意あるウェブサイトのホスト数も最多だ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/49302/
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BECとは、犯罪者が取引先や自社の経営者になりすまして偽装メールを送り、犯罪者が指定する銀行口座へ入金を促す詐欺。
東南アジアでトレンド・マイクロが探知したBECのうち、27.3%がシンガポールで起こった。マレーシアのシェアは26.1%、インドネシアは25%だった。
BECを送り付けられる相手は最高経営責任者ら、代金決済を指示する権限のある者が一般的だ。
悪意あるURL所在地の割合でもシンガポールは東南アジアで68.1%を占めた。しかしマルウエア(悪意あるソフトウエア)の攻撃対象としては、シンガポールの割合は19.8%と比較的少なかった。最も標的になったのはマレーシアで、29.3%だった。
スパム(迷惑メール)など電子メールの脅威にさらされた数の割合が最も高いのはベトナムで全体の46.2%。次いでインドネシアの21.3%。シンガポールは3位で10.9%だった。
全世界での昨年のBEC事件は前年より28%増加しており、被害額は1件当たり17万7,000万Sドル(約1,967万円)だったという。
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