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シンガポール:パシル・パンジャンの発電地区、再活性化のアイデアを募集

 
ビジュアルアートのヘマン・チョン氏は、中心的建物で、タービン、ボイラー室を収容していたA発電所ビルを、シンガポールの舞台芸術団が演じることのできるコンサートホールに改装することを提案する意向だ。天井が非常に高く舞台芸術にぴったりで、音響効果も興味深いという。発電地区は海岸に面しており、隣はラブラドル自然保護区。板張りの遊歩道をウエストコースト・パークまで整備するのも望ましいという。
 
発電地区は1950年代と60年代、急増する電力需要を満たすため整備されたが、80年代から90年代にかけ、よりクリーンとされる天然ガス火力発電所がセノコ、セラヤ島に建設され、役目を終えた。
 
赤レンガの壁、太い鉄柱が特徴。アイデア募集は2種で、1つは発電地区全体を再開発するための基本計画作り。だれでも応募できる。もう1つはA発電所に対する新たな利用方法で、遺産的価値を保存することが条件。建築の専門家、高等教育機関の学生が応募できる。