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インドネシア:日産のブランド力、販売網強化へ 新車投入を継続

インドネシア:日産のブランド力、販売網強化へ 新車投入を継続

[ブカプアサのイベントを開いたNMIの関口社長]

 

 

昨年の自動車販売で、販売シェアが0・6%(インドネシア自動車工業会統計、工場出荷ベース)に落ち込んだ日産。ことし同ブランド国内約4年ぶりの新車として7人乗りMPV「リヴィナ」を発売、今後も新車、新モデル投入を継続し、ブランド力と販売網の強化を進める。日産モーター・インドネシア(NMI)の関口勲社長に話を聞いた。

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――2月に発表したリヴィナの販売は。
 
全体の需要が落ちており、実感として販売ペースが遅い。また、ミックス(使用設定ごとの生産台数振り分け)が(需要と)違った。2番目のグレードの注文が多いとみていたが、最上級グレードの引きが強かった。まだ待っているお客さまもおり、台数が出ていない部分もある。
 
また、新車を出すのは4年ぶりなので、ブランドの認知度が下がっている。顧客が車を買う際のリストに入っていない。
 
今後は1年に1モデルは切らさずに発表していこうという計画にはなっているので、反省を生かしてブランド力向上へ地道な努力を続けていく。
 
――今後の販売戦略については。
 
販売網の再構築がもう一つのテーマ。販売店数(現在108店)がまだまだ少ない。逆風はあるものの、ディーラーパートナーの追加などを行い、19年度(2020年3月)までに最低でも30~35店舗増やす。業績が良くないところは閉め130店ほどにしたい。
 
また、4年間、5万キロまでのメンテナンスパッケージを提供している。購入後のお客さまをフォローアップして、正規の店に来てもらい、末長くご一緒させていただく。日本側の成功例を取り入れながら、こちらに合わせた形で進めていきたい。
 
――ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)の出展内容は。
 
日産ブランドのSUV(スポーツ用多目的車)のマイナーチェンジを発表する。また、2020年には持ってくる計画をしている電気自動車「リーフ」や、日産が開発したイーパワーを紹介する。リーフは世界で40万台超売れているEV。国内でEVへの関心が高い中で、ブランド力強化につなげたい。
 
(じゃかるた新聞/大野航太郎、写真も)
 
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/47830.html

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