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フィリピン:ダバオ地方、マラリアの脅威なき地域に

 
一方でDOH-DVOのAntonietta Ebol氏は、リージョン11のいくつかの地方は完全なるマラリアフリーとは宣言されていないと述べた。同氏によれば、ダバオ市では過去2年間にわたりマラリアの感染ケースがゼロであるにもかかわらず、マラリアがないという確証を得るには、さらに3年が必要であるそうだ。
 
感染ケースがゼロと記録された背景には「新技術の開発、殺虫処理済みの蚊帳の徹底的な使用、マラリアの早期診断、症状の監視および最終症状への追跡調査、そして有効な治療」が深く関わっている。
 
DOH-DVOは、2022年までにマラリア感染数を90%まで減らし、2030年までにはマラリアフリーな国にすることを目指していると明らかにした。
 
ダバオ市はマラリアフリーに向けて、健康プロジェクトの継続が必要である。また、地方住民へ予防行動を促すことを目的とした草の根キャンペーンを実施すれば、マラリアの脅威がない国が実現可能ではないだろうか。
 
ソース:https://davawatch.com/articles/2019/06/04/13941.html