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米国務長官、金正恩氏への米大統領親書が協議に道開くことを期待

 
ポンペオ氏は中東に出発するのを前に記者団に、米国は北朝鮮との協議をすぐに再開する用意があると述べた上で「この親書が北朝鮮と重要な協議を開始するための確実な基礎を提供することに期待する」と語った。
 
北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)はこの日、金正恩氏がトランプ大統領から受け取った親書の内容を「素晴らしく、興味深い」と評価し、「真剣に検討する」と述べたと伝えた。詳しい内容には触れていない。
 
米朝協議は今年2月に開かれた米朝首脳会談が物別れになったことを受けて膠着状態となっていた。
 
ポンペオ長官はトランプ氏の親書の内容について語らなかったが、米側は米朝首脳会談が決裂した後も協議の基礎づくりに取り組んでいたと説明。「われわれはこれまでより良い立ち位置にいる」とした。
 
実務者レベルの協議が近く始まるかとの問いにポンペオ氏は「北朝鮮側の今朝の発言を見ればその可能性は十分あることが示唆されている。われわれの用意はできている。北朝鮮が協議の準備があることを示せばわれわれは即座に対応できる」と強調した。
 
トランプ氏は今週後半に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に出席し、その後はソウルで韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談が予定されている。
 
ポンペオ氏もG20サミットに出席し、ソウルへもトランプ氏に同行する予定。アジア訪問に先立ち、イランとの緊張の高まりを受けてサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を訪問する。
 
ソース:https://www.epochtimes.jp/p/2019/06/44064.html