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シンガポール :空港地上業務など航空関連労働者の技術力引き上げで補助増額

 
発表会見でジョセフィーヌ・テオ人材開発相は、経済が低迷するなか、航空産業は雇用保持で重要な存在だと説明した。支援強化で恩恵を受けるのは、シンガポール航空(SIA)、SIAグループの格安航空会社スクートおよび地上業務のSATS。今回実施するのは専門職転換プログラム(PCP)を強化した再配置PCPで、約100人の労働者に受給資格が生じる。
 
フルタイムで働く社員が同一の組織内で、より高い地位、職階につけるよう、技術・技能研修を施すプログラムで、受講する社員の賃金の最大70%(上限は月4,000Sドル;約32万円)を、通算6カ月間支給する。国民または永住者であることが受給の条件。年齢40歳以上の社員の場合、交付額は賃金の最大90%(上限は月6,000Sドル;約48万円)。航空宇宙工学の修了課程は技術専門学校のリパブリック・ポリテクニックが提供しており、PCPの管理にも当たる。
 
政府は、物流、エネルギー、管理会計、海上輸送の分野でもPCPを提供している。