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インドネシア:ますます発達する交通網?

 
クナパくん 地図を見ると、カラフルな線がつながっていたよ。ここ数年で公共交通機関やバスの路線が増えたなあ。

記者 そうだね。首都圏とスカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)を結ぶ空港鉄道は2017年12月に開通したね。同鉄道は空港近くまで、国鉄(KAI)の既存路線を使っているため、開通後も停車駅を増やしていったよ。現在最も遠くは、西ジャワ州ブカシ駅で発着している。

クナパくん 最近ではMRTが開通したね。

記者 19年3月だね。それに合わせてバス「トランスジャカルタ(TJ)」は路線を多く増やしたよ。

クナパくん まだ正式に開通はしていないが、東ジャカルタと北ジャカルタを通る、軽量高架鉄道(LRT)も試乗会を実施していて、開通の準備が進んでいるね。

記者 そうだね。MRTやLRTはまだまだこれから建設を計画しており、路線を増やして行くよ。

クナパくん 首都移転計画が話題になっているけれど、これからもジャカルタの交通網は発達していくの?

記者 TJを運営するトランスポルタシ・ジャカルタのアグン・ウィチャクソノ社長は先日、記者会見でジャカルタは依然としてビジネスの中心であり続けると強調し、今後も公共交通機関の開発に取り組む必要があるとしたよ。市民に公共交通機関の利用を呼びかけるため、ナンバープレート末尾の数字による車両の進入規制策「奇数偶数制度」の適用範囲を拡大したり、中心部で駐車場を減らしたりと政府はいろいろとやっているよ。

クナパくん ますます交通網が発達し、公共交通機関を中心にした町となるのかな。(上村夏美、写真も)

ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/49359.html