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ベトナム:小売市場が国内外の投資家を誘致

 
「2年間で売上は50%伸びました。ベトナムでは、ホームステイのための住宅やデパートといったブームがあります。これは当社、また当社製品にとって良い機会です。今年、私たちの商品がハノイで陳列されることを願っています」と平安伸銅工業のゼネラル・マネジャーである片山氏は述べた。
 
平安伸銅工業だけでなく、現在ベトナムは多くの小売業者にとって魅力的な市場だ。2015年から日本の洗剤をベトナムに輸出し始めたエーバル・バイオクリーン(ABC)は、新製品をベトナムに導入したいと考えている。
 
「一般的に日本製品は高品質で有名です。特に、当社製品は環境にやさしく、健康リスクもありません。そのため、当社製品の需要が継続的に増加していることを喜ばしく思っています」とABCの阿部販売部長は「投資」紙に対し語った。ベトナムにおけるABC社製品の販売代理店であるSakuko Việt Namでは消費が大幅に増加した。
 
「これらの製品は当社での取り扱いという意味では新しいものですが、消費者からは温かい歓迎を受けました」とSakuko Việt Namの販売供給部門の責任者であるHoang Thi Tan Huong氏は述べた。Huong氏によると、ABCの製品は他の多くの日本製品とともにSakuko Việt Namの27店舗で販売されているという。
 
「10月5日に27号店をオープンしました。2019年には6店舗の日本製品ストア、4店舗のフランチャイズ店をオープンしています」と同氏は述べた。それに先立ち、Sunshine Groupの第2号店となるスーパーも9月22日、ハノイのタイホー地区におけるSunshine Riversideプロジェクトの一環として正式に営業を開始した。
 
BRGグループ傘下のハノイ貿易総社(Hapro)は同月10日、家庭用品・食品を販売する初のハプロマートを正式にオープンした。
 
「ハプロマートは、米国・日本・韓国などからの輸入商品を含め、1万種類以上の商品を販売しています」とハプロのVu Thanh Sonディレクターは開店セレモニーで述べた。加えて、サークルKの過去4ヵ月間での22店舗という大幅な増加と、8店舗の新しいビンマートも小売部門に活気を与えている。
 
ベトナム小売業者協会(AVR)のDinh Thi My Loan代表は、最近ハノイで行われたベトナム・ロシアビジネスマッチングイベントでは、ベトナムの小売業者とのコネクションを求めロシア大手企業13社の参加があったと述べるとともに「ベトナムの人口は約1億人で、その60%が35歳未満、50%が中産階級であり、有望な市場です」と付け加えた。また「ベトナムの小売・サービス・食品・飲料部門は年間10%の成長を遂げています。技術支援とM&Aの増加により、ベトナムの小売部門は将来の前向きな変化を大きく期待しています」と述べた。
 
計画投資省傘下のベトナム総合統計局の最新の報告によると、9月末までの消費財・サービスの小売販売額は3634兆8000億ベトナムドン(1580億米ドル)と、前年同期比で11.6%増加した。この9月の推定値は420兆3000億ベトナムドン(182億7000万米ドル)で、8月に比べて1.7%、前年同期比で12.7%増加している。
 
ソース:apparelresource.asia/news/item_4067.html