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インドネシア:10都市で学生デモ 28日 改正汚職撲滅法の無効化求め

 
BEM・SIに参加する約180大学の学生を動員する。ジャカルタでは、インドネシア大学(UI)、トリサクティ大学、国立ポリテクニック・ジャカルタ、ジャカルタ国立大学(UNJ)などの学生が、中央ジャカルタ区のモナス(独立記念塔)広場の南西のロータリー付近に集結する。参加人数は不明。
 
ジャカルタのほか、西ジャワ州バンドン、ジョクジャカルタ特別州、東ジャワ州マラン、北スマトラ州メダン、中部カリマンタン州パランカラヤ、東カリマンタン州サマリンダ、南スラウェシ州マカッサル、西ヌサトゥンガラ州マタラムの9カ所でデモが行われるという。
 
■「汚職横行」に危機感
 
エルファンさんは、西ジャワ州ボゴール出身。ジャカルタ国立大学(東ジャカルタ)に通う。ことし4月から全インドネシア学生評議会(BEM・SI)に参加し、教育ボランティアなどに従事。汚職撲滅委員会(KPK)の権限を大幅に縮小する法改正に対し、「このままでは汚職が横行する」と危機感を感じ、9月から学生デモに参加する。
  
同大の学生評議会(BEM)の代表として、デモに参加する同大学の学生を取りまとめている。
  
教育学部で、障がいを持つ児童の教育を学ぶ。将来は政策提言などを行う非政府組織(NGO)に就職を希望しているという。
  
BEM代表としての任期は来年4月で終わるが、「(任期終了後も)社会を良くするために戦っていきたい」と話した。
 
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/49907.html#