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インドネシア:繰り上げ当選狙い贈賄か 総選挙委汚職事件 PDIP政治家

 
昨年4月の総選挙は非拘束名簿式比例代表制で行われた。
 
贈賄側のハルン・マシク容疑者は南スマトラ州1区で出馬した。同区でPDIPは1議席を獲得し、別のPDIP議員が個人得票で最多得票となったが、投票日前に死亡していた。KPUは個人得票数に基づいて別の候補者を繰り上げ当選させた。しかし、ハルン容疑者は、個人得票が下位だったにもかかわらず、自らが繰り上げ当選しようと、スティアワン容疑者に少なくとも4億ルピアを渡した疑い。
  
スティアワン容疑者は9億ルピアを要求し、ハルン容疑者は分割して支払っていたと見られている。
  
KPKは党幹部などの関与を疑い、捜査を続けている。
  
またKPKによると、ハルン容疑者は現在シンガポールに逃亡しており、身柄を拘束できていない。速やかな帰国を求めている。同容疑者は逮捕されたと一時報じられた。(大野航太郎)
 
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/50707.html