2020年6月10日

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香港:ウイルス検査相互承認6月半ばから

香港:ウイルス検査相互承認6月半ばから

広東省、香港、マカオの間で新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の検査結果を相互承認することで検疫を免除する措置が6月半ばにも実現する見込みだ。

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6月5日の香港メディアによると、立法会保険界選出の陳健波・議員は、3地で「健康コード」推進を通じて7日以内の核酸増幅検査の結果を相互承認し、入境後14日間の検疫を免除するという措置を提案。7日の期限満了時に再び検査を行えば免除措置が続けられることとなる。陳議員は政府部門の回答を引用し、この措置の準備作業がすで8~9割完了しており、早ければ6月半ばにもシステムを始動させることが望めることを明らかにした。
 
また同システムは3地の政府機関が発行した検査結果を相互承認するだけのため、市民はプライバシー問題を心配することはないという。保険業界では従業員は香港で保険商品の契約を行わなければならないが、中国本土の顧客が香港に来るには14日間の検疫が必要なため保険購入を踏みとどまる傾向がある。
 
また本土と香港をまたがっている家庭では、すでに家族に会えない状況が4カ月続いているとの訴えが上がっている。通常は本土に居住し香港で仕事をしている人は検疫措置のために香港にとどまらなければならず、ゲストハウスに宿泊するかファストフード店で夜を過ごすか路上生活をする状況を強いられている。
 

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