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保険大手・AIAがミャンマー進出に意欲、アジアの保険需要を明言

 
タッカー氏は「アジアの保険普及率はまだまだ低く、可能性はたくさんある」と話した。また「保険業は国の発展に大きく貢献できる」とも指摘し、各国政府に開放を促した。例えば、AIAでは「長期国債の最大の買い手」でタイ政府の負債の2割を担っているという。
 
タイは本拠を置く香港に次ぐAIA第2の市場で、不動産や株式、債券にも多く投資している。16日にはバンコク中心部に新たに取得したオフィスビルを活用し、同社初となる幹部育成センターを開いた。
 
ただ、M&A(合併・買収)による急拡大には慎重な姿勢を示した。「手元資金は十分あるが、(案件は)非常に注意深く厳選する」とし、今後も経営資源の9割は既存事業の成長に充てるとした。M&Aは12年に買収したマレーシアなど大手にとどまる。